Paul McCartney "OUT THERE"

はじめに。
私のポールマッカートニーに関する知識で自信を持って言える事は、「元ビートルズ」位です。
そんな私が目にして思った事、感じた事をこれからかなりダラダラと記します。
不勉強どころか無勉強がたれる戯言なので、お好きな方が読まれて失笑位ならばいいですが、怒りを覚えられた場合は、、ごめんなさい。
はじめに謝っておきます。
あと、今回のツアーに触れる内容も多分にあるかと思いますので、内容についてこの程度の知識しか持たない人間から聞かされたくない方はお避け下さいませ。




さて、天気のとても良かった本日2013年11月19日。
今日が何日だったかすら今日の夕方迄意識もしていなかったのですが、夜の数時間を終えてみると、私は今日この日の事を一生忘れない気がしています。


時を遡ること数ヶ月前。
ポールマッカートニーが久々来日するというニュースを知りました。
私にとってのポールは前述の通り。
ビートルズは好きな方でたまに聴いたりもするけれど、ビートルズについての事は殆ど知らず、曲は知っていてもタイトルは言えず。
あれ?これは好きとは言ってはあかんのちゃう?でも、ここ半年位の楽しみのひとつはBayFMの「ビートルズからはじまる」だよ?好きでもいいかな?
なんて程度。
そんな私にとってポールマッカートニーとは、織田信長や豊臣秀吉みたいな「歴史上の偉人」であり、キリストや釈迦みたいになんだかすごすぎるんだかいるんだかいないんだかなんなんだかわからなくなるくらいの存在でした(私は無宗教です、あしからず)。

そんなポールが日本に来る。
行きたいなぁ、でもなかなかのお値段。
無理。

と、諦め、一時は来日の事すら忘れて暮らしていたのですが、、来日直前、どうしてもどうしても観たくなり、迷いに迷った末、清水から飛び降りてそのままブラジル越えて宇宙の彼方へ落ちたんだか飛んだんだか分からない位の混乱した気持ちで、震えながらチケットを購入しました。
好きなんやろうけれど、ほんまに気に入るか謎のライブにこの値段(残っていたのはS席のみ)を払うというのは、もう筆舌に尽くし難い。
…という過程を経て、今日を迎えたのです。


ここまでで既に「そうまでして何故行くねん?」と突っ込まれそうですが、結局のところ素直にただ見てみかったんです。
多分見る機会なんて今後ないだろうから、一度伝説の人をこの目で見、この耳で聴きたかったんです。

というわけで当日となりました。

本当に今日ポールマッカートニーをみるのかなぁ?と一日中どこかフワフワした気持ちで過ごしたのち、東京ドームへ。
何だが楽しみというよりも、表現し難い緊張感がじわじわと湧き上がるのを感じながら移動しました。

ドームへ到着すると、すんごい人です。
入場列に並んで、ようやく自分の席へ着きました。

私の周りは私と同じく一人でいらした人の多いエリアだったようなので、自分も周りも静かーに開演を待ちます。
途中、右隣のおじさんが、おじさんの更に右隣のおじさんへ、「一度は観ておこうと思いまして」なんて話しかけており、静かに盛り上がってました。
そんな横で私は「同じだね!」なんて思っていました。
それにしても会社から駆けつけたのであろうスーツ姿の社会人大先輩と見受けられるサラリーマンも目立ちます。
それぞれがそれぞれに様々な曲に対して色々な思い出を持っているんでしょうね。


そして、ライブは定刻より少し遅れてはじまりました。

天井から降りてきたり、下からせり上がってきたりせず、普通に下手よりポールマッカートニー登場。
肉眼では姿しか捉えられない位置なので、ステージの左右に設置されたスクリーンで表情を確認。

ほんまもんや、ほんまもんのポールマッカートニーや。。

持参した双眼鏡でも確認。

間違いない、ポールマッカートニーだわ。。

本当にいたんだ。


それにしても御歳71歳とは思えない。
ギターを弾く時はステージ中央からほぼ動かないものの、リズムを刻みながら華麗に弾き歌っておられます。
途中日本語も織り交ぜてほんの少しだけお話も入るのですが、MCと言うよりもコメントほどの長さ。
どんどん「うわああああ本物が歌ってる!!!」と先ずは思わずにはおれないお馴染みの名曲達(タイトルは…ね、うん)が次々と演奏されていきます。
休憩になるような暗転や、演出がないんです。
1曲目からアンコール迄ずーっと変わらず力強い声量だし、高音も出る、シャウトもする。
ピアノを演奏する時は、数段の階段を昇降するのですが、数度あった昇降も全て半分スキップの様な軽快さ。
そして何度も片手でギターをひょいと高く掲げる。
驚愕です。

歌の素晴らしさやその他諸々はもう今迄に経験した事もない衝撃を受け、私の陳腐な表現力では表しきれないものがありました。それにポールの歴史やなんやかんやを知らない私が語ったところで的外れもいいところでしょう。

だから敢えて素人目にも分かるあの脅威のスタミナについて触れたい。
19:00過ぎから22:00頃迄ほぼノンストップで何十曲も演奏して歌う71歳。ありえないよ。
やっぱり神様じゃないのかな?
50迄健康で生きる自信もない私からしたら、もう本当に何が何だか…
本当に格好良過ぎる!!!

まだ書くの?と己でも思いつつ、
本日印象に残った数多くの曲の中から3つだけ。

「Paperback Writer」
ほぼ人に話した事のない私の黒歴史のひとつで、学生時代一瞬軽音サークルに所属していた、という事がありました。
初めてのライブ(といってもライブ2回しか出てないけれど)でこの曲歌ったんです。
人にも話さない記憶なので、自分の中でも薄れに薄れ最早幻になりかけている過去ですが、まさかかなりの時を経て本物(ビートルズではないけれど)を聴くなんて思いもしなかった。うん。

「Eleanor Rigby」
これ、英語で書くと全然綴り違うけれど、邦題は「エリナー・リグビー」 。私の名前はエリナちゃん(ほんまは漢字だけれどエリナは本名です)。自分の名前になんか似てる!と知ってから、この曲が入っているアルバムを購入(「Revolver」はジャケットも好き)。
歌詞もメロディも重めだけれど、明るい賑やかな曲より自分っぽいな、と己の名前に似たエリナーさんの歌?に長年一方的に親近感を持っていました。だからでもないのだけれど、ビートルズの中ではこの曲が一番好きかも。全く上手く言えないけれど、とても不思議な曲だよね。
そんな曲も…今日聴いてしまった!!

「Hey Jude」
サビを会場全員で合唱したあの気分。ポールと歌ったあの気分。なんだろうあの気分。


敢えてあげた割には中身ありませんでしたね。はい。
それにしても、ポールマッカートニーのライブで跳ねたり頭振ったり叫んだり拳突き上げたりするなんて思いもしなかった。
そんな風に身体が動いた自分にも驚きました。
でも、自然とそうなってしまう程、縦に乗れる格好良い激しい曲もたくさんあったんだ。

本編が終わり、間髪入れずアンコールが響き渡る中、右隣のおじさんが急に私の方を向き、「バスがもうなくなるので帰ります。」と仰られました。
今迄話す事も目を合わせた事もなかったのに、あまりに自然に話して来られたので、「そうですか、それは残念ですね。」なんて返事をしました。私の声は小さいので、アンコールの声に掻き消されておじさんへ正確に届いたのかは謎ですが、おじさんの残念そうだけれどそれ以上にとても満足しきった表情を受けて返した私の顔で、多分言葉がなくとも今日のライブを分かち合えたなぁ、という確信を持ちました。

そして、おじさんが帰られた後もたくさんポールは聴かせてくれ、最後の最後に私はステージへ向かって言い慣れないので若干尻すぼみでしたが、「ポール!」と1回叫んでしまう位の興奮と熱狂の中、長いライブは終わりました。

ドームの外へ出る迄はなかなか前に進めずぎゅうぎゅうの牛歩だったのですが、周りから聞こえてくる会話は誰も彼も満足しきったものでした。
私にも「すごい時間を過ごしてしまった」、という素材の風呂敷に包まれた満足感しかありません。

今日が最初で最後だと思って行ったライブだけれど、もしもまた来日する事があれば、、、間違いなく行くわ。今度はチケット代に対して精神的に躊躇する事なく間違いなく(お金ありますように)。

以上、伝説の神様を観た話でした。
最後迄読んだ方はよっぽどの暇人か物好き過ぎるね。
うそです、ありがとうございます。
ありがとうございました。

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